私が23年間暮らした街、パリでの滞在を楽しんでいた2ヶ月間、幸いなことに毎日ノートルダムの前を歩いて地下鉄とバスに乗り、ブローニュの森にあるバガテル公園へ通っていました。バガテルに滞在し、フランスで第一級の植物園を描くことは素晴らしい体験です。各植物がきちんと分類、整備されており、これまで見てきた中でもっともよく手入れされた庭園のひとつです。私のスタジオは19世紀に建てられたパビリオン内にあり、庭園の中心にあります。

本当にたくさんの人々がこの庭園を訪れています。これは私にとってチャレンジでした！なぜなら私が絵を描いている間、人々から道を尋ねられ、また「写真を撮ってもよいか？」、「どこから来たのか？」など質問攻めにあうからです。さらに私のまわりでは最繁殖期をむかえた20羽以上の孔雀が鳴き叫んでいました。もっとも混雑していた時期は、スタジオにこもり、記憶や庭園から採ってきた挿し木、木炭のスケッチなどを頼りに絵を描いていました。

私の作品ですが、花とパリの気候の移り変わりをずっと追い続けています。牡丹から始まり、ピンクセイヨウズオウの後には、日本の藤や黄色いシャクヤク、ライラック、そしてアヤメは公園内の一画にじゅうたんのように咲き誇っています。

そしてついにバラが開花しました。これからの6作品はこの有名なバガテルのバラをモチーフに制作するつもりです。バガテルでは10,000ものバラの茂みがあり、1,200品種を網羅しています。作品の可能性には終わりがありません。

6月23日から7月14日まで、公園のオランジェリーで第35回ショパン協会コンサートが開催されますが、それまでに全12作品を仕上げる予定です。
インフォメーション／チケット：
http://www.frederic-chopin.com/festival-chopin-a-paris/35e-festival-chopin-paris

加えて、非常に喜ばしいことに6月21日に開かれるワールド リナウンド インターナショナル ローズ品評会で私の作品が展示されます。

一方、これら6月、7月の素晴らしいイベント以前の5月26日から、アンティーブでSenteurs du Jardin（香りの庭）フェスティバルが開催され、Villa Eilenroc（ヴィラ・エレンロック）では私の作品も展示されます。それら作品はその後も約4ヶ月間、9月15日まで展示されます。5月26日には私自身も参加します。詳しくはこのメールに添付されている招待状をご参照ください。またVilla Eilenrocは水曜日と土曜日の午後のみオープンしていますのでご注意を。詳細な時間はウェブサイトをご確認ください。
http://www.antibesjuanlespins.com/en/art-et-culture/villa-eilenroc-and-its-gardens-0

アンティーブでのオープニング、あるいはバガテルでのショパンフェスティバルでお会いできることを楽しみにしています！また庭園滞在中に訪ねてきてくれたすべての友人たち、本当にありがとう。私は6月下旬までパリにいます。

Gianne