• マダム・ジジからの手紙

    フランス・ロワール地方の古城に暮らす伯爵夫人、マダム・ジジからプティ・セナクルへ届いたメッセージをご紹介しています。

    創作は順調です

    2011年6月13日

    9月の展覧会に向けて、メアリー・カサットの庭園での創作は順調です。
    作品が自然に生まれてきます。

    『写真という技術によって、「より対象に迫って視る」といった考え方をがもたらされました。あなたの場合、静物画が該当するでしょう。20世紀、21世紀の人として、あなたは「カメラの眼」で視ているのです。私たちは写真技術を当たり前のものとして、日々の生活をおくり、成長してきました。よって「カメラの眼」は私たちの眼にとって普通の代用品であり、その逆もまた同じです。あなたがカメラの眼 - レンズを持っていると言っているのではありません。これはあなたが既に身に付けている「物の視方」なのです。 この調子で進めてください。あなたの作品がこれまでよりも良くなっていると感じています』
    パトリシア レビン(Patricia Levin)
    展覧会キュレーター (学芸員)
    ロサンジェルス、カルフォニア


     

    gigi

    マダム・ジジ プロフィール

    GIANNE DE GENEVRAYE (ジャンヌ・ド・ジュヌブライ)

    狩猟で有名な、ロワール地方、ソーミュールにほど近い「レ・ゾーベール」の森を所有する貴族、ド・ジュヌブライ伯爵夫人として消えつつある18世紀貴族の暮らしを今に残す生活を続けると同時に、アーティスト名、ハーパーでプロの画家としての制作も続けている。アメリカ、ヨーロッパ各地から個展を開催する傍ら、「SUNDAY」等のアートブックを出版。1990年、アメリカン・アカデミー・オブ・ローマ招聘アーティスト。

    また、アメリカ独立戦争に関わった家族の末裔が中心になる活動「DAR」やロワール地方で毎夏開催されるイベント、オペラ・ボウジェ、等、音楽家や芸術家のパトロナージュを募る各種団体でメセナ活動を行っている。

    マダム・ジジのウェブサイト

     


    『マダム・ジジに教わる〜フレンチ・マナーなおもてなし』
    「Bon Chic vol.2 (別冊PLUS 1 LIVING・主婦の友社)  2010年3月」


    『フランス的美生活』
    「グレース(世界文化社)2007年10月号」


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