マダム・ジジからの手紙
フランス・ロワール地方の古城に暮らす伯爵夫人、マダム・ジジからプティ・セナクルへ届いたメッセージをご紹介しています。
春のはじめ、母のジーンと夫のパトリック、それから義娘のキャロリーヌと日本への素晴らしい旅にでました。エアー・フランスのパイロットのキャロリーヌは、いつも旅をしていて、そんなわけでそのローテーションの一環で来日経験がありますが、彼女以外はみんな初めての日本です。 まず何よりも最初に印象を受けたのは、日本のモダニズムと伝統のミクスチャー感覚です。
わたしたちは、まず、ジャパン・レールパスシンカンセンを使って京都を訪れました。
最初の大きな驚きは、京都の旅館です。
http://www.kanamean.co.jp/
昔のままに完璧に残された日本家屋で、わたしたちは禅ガーデンのある同じ部屋で共に眠りました。
ミステリアスフードの夕食は、わたしたりちだけの離れのダイニングルームでとりました。
美しい形で、食べるには装飾的すぎます!
すべての味は新しく、美味しく、これまでで最もガストロノミックな旅といってもよいでしょう。
ヨーロッパの料理がどれだけクリームやバターでヘビーか、また、料理は軽く、わたしはいつもお腹が減っているような感覚さえ受けました。
最愛の友人、キリが私たちのために、古い酒蔵のプライベート・ツアーをオルガナイズしてくれました。
わたしたちはどうやって酒が作られるかを見た後、もちろん最後にテイスティングを楽しみました。
発泡酒を含む15種の酒がカウンターに並びました。わたしたちは、発泡酒というものが存在することを初めて知りました。
www.tsukinokatsura.co.jp
その後、18世紀のゲイシャハウス&レストラン「スミヤ」を訪れました。
そこには、当時のままの壁と天井、それから、もちろん禅ガーデンが残っています。桜の花が本当に美しかったです!!
夜のレストランでは、フランス人による、京都の素材を調理したフランス料理が私たちの前に並びました。今までで初めての美味しいフランス料理でした。
有名な金閣寺も訪れ、そこでは石と植物がヴィジュアル的にパーフェクトに並ぶ穏やかなガーデンによって支配されていたのが印象的でした。
gigi
マダム・ジジ プロフィール

狩猟で有名な、ロワール地方、ソーミュールにほど近い「レ・ゾーベール」の森を所有する貴族、ド・ジュヌブライ伯爵夫人として消えつつある18世紀貴族の暮らしを今に残す生活を続けると同時に、アーティスト名、ハーパーでプロの画家としての制作も続けている。アメリカ、ヨーロッパ各地から個展を開催する傍ら、「SUNDAY」等のアートブックを出版。1990年、アメリカン・アカデミー・オブ・ローマ招聘アーティスト。
また、アメリカ独立戦争に関わった家族の末裔が中心になる活動「DAR」やロワール地方で毎夏開催されるイベント、オペラ・ボウジェ、等、音楽家や芸術家のパトロナージュを募る各種団体でメセナ活動を行っている。
『マダム・ジジに教わる〜フレンチ・マナーなおもてなし』
「Bon Chic vol.2 (別冊PLUS 1 LIVING・主婦の友社) 2010年3月」
『フランス的美生活』
「グレース(世界文化社)2007年10月号」
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