• 旅カルチャー

    旅は『学びのきっかけであり集大成』なのです。

    今でこそ、飛行機でひとっ飛びの外国ですが、かつての人々は大掛かりな準備をし、命がけで見聞を広げる旅に出たものです。今でも、視野を広げ自分の力量を試すのに、旅ほど効率的なものはありません。 プティ・セナクルでは、著名な講師陣によるプレ・クラスを”必修”とし、そこで知り合った同じ目線を持つ仲間たちとともに、事前に習得した貴重な知識を実体験する個性豊かな修学旅行を企画しています。

    旅する

    旅して学ぶ貴族の暮らし

    一般人に閉ざされた貴族社会への扉。その固い扉の鍵を持つ石澤季里が、マリー・アントワネットが世に広めたことで知られるフランス流アール・ド・ヴィーヴル(芸術的な人生)を体験する旅にお連れします。マダム・ジジこと、ド・ジュヌヴライ伯爵夫人のシャトー「レ・ゾーベール」、モード・フリゾン・ド・マルコさんのシャトー「レ・ゾート・ベル」へと出かけましょう。マナーやプロトコルに則した貴族の年間行事に参加するチャンスを得るためには、その価値と扱い方、そしてその場に身を置くマナーを熟知することが必須です。彼らのポジティブでスケールの大きな人生観は、必ずしや参加者の今後に大きな影響を与えることとなるでしょう。

    対象

    • 欧州の日常にアンティークがどのように使われているかを、その目で確かめたいと思っているアンティーク鑑定基礎コース修了者やヨーロッパ芸術と文化の修得者。
    • とっておきのアンティークやブロカントを手に入れたいと思っているコレクター。
    • 手工芸についての見聞を広めたいと思う手仕事愛好家。
    • アンティークはまったく初めて。でも、見る目を養いたい教養人。
    • 通常のツアーでは満足できない旅のエキスパート。

    ステップ

      コース終了後は「旅カルチャーコース修了証書」を発行します。 旅で得た知識をさらにブラッシュアップするには、アンティーク・エデュケーションをおすすめします。アンティークの逸品を見る目と旅先での貴重な体験を融合させることで、インテリアやファッションにオリジナリティー豊かなワンランク上の「スタイル」が誕生します。

    2025年の修学旅行

    マダム・ジジ&石澤季里が案内する 「暮らすようにヴェネツィア・アントワネット様のお友達ポリニャック家の宮殿に宿泊&パリ郊外・大統領のもてなしの館ランブイエ城を巡る旅」

    写真は参考イメージです。

      プティ・セナクル 大人の修学旅行

      マダム・ジジ&石澤季里が案内する 「暮らすようにヴェネツィア・アントワネット様のお友達ポリニャック家の宮殿に宿泊&パリ郊外・大統領のもてなしの館ランブイエ城を巡る旅」

        2025/5/26(月) 〜 6/2(月) 〔6泊8日、ヴェネツィア4泊 パリ2泊 機内1泊〕

        プティ・セナクルの修学旅行では数年間に渡り、古城が点在するロワール地方のレ・ゾーベール城で貴族の歳時記に則ったプロトコールを体験しました。その指南役を務めてくれたのが、他でもないマダム・ジジことジャンヌ・ド・ジュヌヴライ侯爵夫人です。 旦那様のパトリックが亡くなり、その悲しみから抜け出したマダム・ジジは、現在、レジデンス・アーティスト(公共の公園や植物園に滞在しながらそこを拠点に活動する芸術家)としてアメリカとフランスを行き来しながら植物や風景をテーマに素晴らしい絵画を制作しています。 ここ最近は、毎年、ヴェネツィアで春を過ごしているマダム・ジジ。 そんなマダム・ジジから「旅と芸術と料理が大好きなプティ・セナクルの生徒さんに、知られざるヴェネツィアの魅力をガイドして差し上げたい」という提案をいただき、 この旅が実現することとなりました。 題して「暮らすようにヴェネチア」。 2005年のヴェネチアの春をみなさまとご一緒に堪能しましょう。

        プティ・セナクル代表 石澤季里

        ヴェネチア旅行についてはこちらのブログもご覧ください。
        https://ameblo.jp/antique-vintage-lover/entry-12657305582.html
        『若松英輔著『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)を読み終わりました』 ameblo.jp

        旅行参加お申込み締め切り:2025年1月26日
        ※旅費の一部を内金としてお振込みいただきます。

    旅の日程

    5/26(月)

    日本発フランス・パリ到着 空港ホテル宿泊

    5/27(火)〜5/31(土)4泊5日

    パリ空港からヴェネツィア空港へ。フランス印象派を生み出した画家モネが描き、ロシア・バレエのディアギレフや作曲家ストラヴィンスキーが滞在したこともあるルネサンス時代の宮殿「パラッゾ・コンタリーニ・ポリニャック」に宿泊しながら、マダム・ジジの案内でアカデミア・ミュージアムや壮麗なモザイクが所蔵されているサンタマリア・アッスンダ聖堂を巡ります。 また、ヴェネツィアはお宝がたくさん集まる蚤の市があることでも知られています。 石澤季里の指南でお宝を発掘しましょう。

    プティ・セナクルの旅はバラエティー飛んだ食事もお楽しみのひとつです。ヘミングウェーからモナコ王子、マリア・カラスからニコール・キッドマンを迎えたこともあるヴェネツィア最古の島・トルチェッロのガストロノミー・レストラン「ロカンダ・チプリアーニ」。また、裏通りにひっそりと佇むアットホームなトラットリアや魚市場でプロセッコ片手につまむ魚のフライも乙なもの。極め付けは宿泊先でもあるパラッゾのダイニングでのプライベート・ディナーです。代々受け継がれたポリニャック家のテーブル・ウエアを用いての豪華なセッティングに心躍らせましょう。

    5/31(土)〜6/1(日)

    パリに移動。宿泊1泊。翌日はフランス王室の狩猟の館として長きに渡って愛され、その後は大統領が要人を迎えてきたランブイエ城にお連れします。故ジャクリーヌ・ケネディやエリザベス女王が滞在した寝室や素晴らしいダイニングを見学することができます。また、「Dior・Maison」のデザイナーでフローリストでもある、今話題のコーデリア・ドゥ・カステラーヌがインテリアデザインを担当した「ヴォー・デ・セルネイ修道院」でのブランチも楽しみです。
    夕刻空港へ。日本への帰路に着きます。

    6/2(月)

    帰国

    プレパコース

    すべての講座はどなたでも受講いただけます。

    PREPA〜プレパコース

    没入型ZOOM対談講座「食・芸術・モードを通して語る、水の都ヴェネツィア」&懇親会

    講師:大原千晴、中川真貴、石澤季里

    強力な海軍を背景に、アドリア海と東地中海での貿易により繁栄したヴェネツィア共和国。 貿易商としても知られるヴェネツィア人たちは、しなやかにさまざまな国の人や物や文化を受け入れる一方で、自らも唯一無二の工芸品を製造、輸出、そして、最先端のモードを発信し続けました。
    その後、オスマン帝国の侵攻により多くの領土を失い、19世紀初頭にナポレオン・ボナパルトによって滅亡させられても、なお、この水の都に惹かれる外国人は枚挙に暇がありません。 ミステリアスな魅力を放ち、訪れる者を魅了してやまないヴェネツィア。その魅力を各分野の専門家であるプティ・セナクルの講師が対談形式でお話しします。 さあ、みなさんご一緒に、魅惑のヴェネツィアに没入いたしましょう!

    1. 没入型ZOOM対談講座

    講座形式:オンタイムZOOM受講、録画受講、DVD受講(受講料プラス1000円でオンタイム、録画受講が難しい方にお送りします。お申し付けください)

    2. 懇親会「Roundtable」

    没入型ZOOM対談講座を受講くださったみなさまを対象に、大原千晴先生、中川真貴先生にもご参加いただき、海外では一般的で、講師・生徒の域を超えてどなたでも分け隔てなく発言できる「Roundtable」(円卓会議)と呼ばれる懇親会を開きます。 会場は東京でも唯一無二の眺望が楽しめる六本木・ザ・リッツ・カールトン東京45階「ザ・バー」です。眼下に広がる都会の夜景をバックに、講座への質疑応答は勿論、みなさまがお持ちのヴェネツィアのイメージなど、知識のキャッチボールをしたいと思います。 また、この機会に、プティ・セナクル代表で現在、渡仏中の石澤季里が自らの近況報告を兼ねてみなさまと気楽なおしゃべりを楽しみたいと思います。

    ※お申込み締め切りは、2025/1/22 15:00 です。

     

    種別

    プレパ

       
    講座名 没入型ZOOM対談講座「食・芸術・モードを通して語る、水の都ヴェネツィア」&懇親会
    講師 大原千晴、中川真貴、石澤季里
      1. ZOOM講座 2025/1/18(土) 17時〜18時半
      2. 懇親会 2025/1/30(木) 17時〜19時
     

    会場:六本木・ザ・リッツ・カールトン東京45階「ザ・バー」https://bar.ritzcarltontokyo.com/

    フィンガーフード各種・お飲み物:スパークリングワイン/白ワイン/赤ワイン/生ビール/スタンダードカクテル/ソフトドリンク

    受講料 23,000円(1、2の講座・懇親会参加費を含む)

    大原千晴(おおはら ちはる)

    「英国骨董おおはら」店主。骨董銀器専門家。食文化ヒストリアン。早稲田大学オープンカレッジ講師。早稲田大学法学部卒業。料理研究家の母・大原照子氏がイギリスに転居したのを機会に、日本と英国を行き来する生活が始まる。その過程で骨董銀器の魅力に開眼し、1991年「英国骨董おおはら」開業。著書に「食卓のアンティークシルバー」(文化出版局)、「アンティークシルバー物語」(主婦の友社)、「名画の食卓を読み解く」(大修館書店)。http://www.ohara999.com/
    大原千晴

    中川真貴(なかがわ まき)

    同志社大学卒、米国ミシガン大学、フィラデルフィア芸術学院卒。フィレンツェ、パラッツオ スピネッリ芸術学院にて西洋骨董研究科卒。オーストラリア大使館勤務などを経て、1993年からフィレンツェ在住。美術史や西洋骨董の研究、展覧会企画やキュレーターとしてもイタリアだけでなく、各国で幅広く活動している。
    中川真貴

    石澤季里(いしざわ きり)

    プティ・セナクル代表、ジャーナリスト 5年にわたるフランス生活でフレンチ・アンティークについて学び帰国。2000年からプティ・セナクル(旧アンティーク・エデュケーション)を開校。アンティークの鑑定および作られた時代背景を学び、優れた工芸品に触れる喜びと日常に取り入れる楽しさ、また、貴族やアッパークラスの生活を通してヨーロッパの生きた歴史文化に触れる場を提供している。著書に「パリ&パリから行くアンティーク・マーケット散歩」(CCCメディアハウス)、『フランス手仕事、名品の物語〜マリー・アントワネットが愛した職人技』(大修館書店)ほか。
    石澤季里
    種別

    プレパ

     
    講座名 ヴェルサイユ宮殿のアール・ド・ヴィーヴィル、太陽王が嫉妬した、イタリアの手仕事〜ガラスからレースまで
    講師 中川真貴
      17世紀から18世紀にかけて、フランスの王侯貴族の生活に不可欠だった美しい手仕事。その多くは、イタリアを起源に発祥し、 ルイ14世が職人を招聘したことによってフランスで花開いたものです。ヴェネチアングラスからレースまで、豪奢な宮廷文化に彩りを加えた素晴らしい手仕事の誕生秘話と発展の足取りについて楽しくお話しします。
    DVD 4,000円
      送料込

    中川真貴(なかがわ まき)

    同志社大学卒、米国ミシガン大学、フィラデルフィア芸術学院卒。フィレンツェ、パラッツオ スピネッリ芸術学院にて西洋骨董研究科卒。オーストラリア大使館勤務などを経て、1993年からフィレンツェ在住。美術史や西洋骨董の研究、展覧会企画やキュレーターとしてもイタリアだけでなく、各国で幅広く活動している。
    中川真貴

    種別

    プレパ

     
    講座名 仮面のひ・み・つ「伊達男、カサノーヴァが味わった18世紀、ヴェネチアの食と悦楽」
    講師 大原千晴
      ビザンチンと西洋文化の分岐点とも言えるヴェネチアは、16世紀以降、スパイスの交易国として、その黄金時代を迎えました。 その様子は、ヴェネチア派の巨匠、ヴェロネーゼの絵にも如実に描かれています。 時は変わって18世紀。 後世に名を残す伊達男、カサノーヴァは、天才的な恋愛の名手であるだけでなく、イタリアきってのグルメとしても知られています。 全盛期を過ぎて沈みゆく海の帝国で、豪奢な衣装で密会する仮面の男女のその面白く、セクシーな食宴。カサノーヴァが堪能した、ヴェネチアの深くて美味しい食の世界を紐解きます。
    DVD 4,000円
      送料込

    大原千晴(おおはら ちはる)

    「英国骨董おおはら」店主。骨董銀器専門家。食文化ヒストリアン。早稲田大学オープンカレッジ講師。早稲田大学法学部卒業。料理研究家の母・大原照子氏がイギリスに転居したのを機会に、日本と英国を行き来する生活が始まる。その過程で骨董銀器の魅力に開眼し、1991年「英国骨董おおはら」開業。著書に「食卓のアンティークシルバー」(文化出版局)、「アンティークシルバー物語」(主婦の友社)、「名画の食卓を読み解く」(大修館書店)。http://www.ohara999.com/
    大原千晴

    旅カルチャーコース〜過去に実施された旅

     
    2023
    暮らすように楽しむ、デンマーク&フランスで体験するクリスマスツアー 「コペンハーゲンと&ブルゴーニュのクリスマス」
       
    2022
    旅して学ぶ貴族の暮らし「ブルゴーニュの古城ベスト3と蘇ったパリの新名所を巡る旅」
    2019
    旅して学ぶ貴族の暮らし「王妃の愛した手仕事とヴェルサイユを満喫する18世紀の宮廷文化に触れる旅」
    2018
    旅して学ぶ貴族の暮らし「サロンの華と謳われたエレオノール・ダキテーヌのサロン文化に触れる旅」
    2018
    旅して探すアンティーク「青い海に映える白いアンティークを探すデンマークへの旅」
    2016
    旅して学ぶ貴族の暮らし「マリー・アントワネットの幸せ人生を辿る旅」
    2016
    旅して習う国家家具鑑定・修復技術「研修旅行 アンティーク鑑定 マエストロ育成」

    マダム・ジジからの手紙 モード・フリゾンのお城 石澤季里ブログバナー

    アルビオンアート
    lecoledesartistes
    これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝
    2012年6月8日発売
    「これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝」(メディアパル) 監修:プティ・セナクル/蜷川浩史・石澤季里・大原千晴・木本玲子・中島正晴、文:植田裕子/石澤季里