• 旅カルチャーコース〜過去に実施された旅

    2016年「マリー・アントワネットの幸せ人生を辿る旅」

    旅カルチャーコースは、旅して学ぶ講座です。
    2016/11/19〜11/27

    マリー・アントワネットの幸せ人生を辿る旅 7泊9日

    プレ・クラス:計5回
    主催:プティ・セナクル
    写真は参考イメージです。

    歴史上、最高峰の家具調度品や手工芸品が生まれた18世紀のフランスで、時代の先端を切っていた王妃・マリー・アントワネットの幸せ人生を体験します。1662年に設立された文化省管轄下国家家具部門「モビリエ・ナショナル」の研修では300年以上に渡る王家の家具調度品を細部に渡って鑑賞しながら、フランス家具やシャンデリア、タペストリーの絶品を見定める鑑定眼を養います。また、リヨンの絹やブロンズ細工、テーブルウエアなど、現代に受け継がれた王妃御用達のブティックで優美なマリー・アントワネットテイストの品々を堪能します。旅の最後は、王侯貴族の別荘があったロワール地方の城を2つ訪問し、シャトレーヌ(女城主)自身の「おもてなし」を受けながら王妃が愛したプロトコールに則った貴族の狩猟を体験します。マリー・アントワネット気分で、木々が色ずく晩秋のフランスを満喫する旅です。

    プティ・セナクル代表 石澤季里

    旅の日程

    1日目 11/19(土)
    13:45 羽田発 AF279 18:35 パリ・シャルル・ドゴール着。空港で石澤がお迎えします。着後タクシーでホテルに向かいます。 ホテルは リュクセンブルグ公園からほど近い「オテル・ロワイヤル・リヴ・ゴーシュ」です。翌日に備えて各自休息をとります。    
    [ パリ、「オテル・ロワイヤル・リヴ・ゴーシュ」泊 ]
    マリー・アントワネット
    ●ようこそ、パリへ。
    2日目 11/20(日)
    朝9:30 朝食を終えてホテル集合。RERでヴェルサイユに行き、普段は公開されていないヴェルサイユ宮殿内の王妃のプティ・アパルトマンを訪れます。 その後 18世紀末に建てられて、19世紀のリヴァイヴァル時代にアントワネットに憧れた有名女優が所有した豪邸「オテル・ランビネ」を見学しランチをします。城下町ならではのアンティーク・アーケードでお宝散策をした後、パリに戻ります。  ホテルでくつろいだ後、ギャラリーが並ぶサン・ジェルマン・デプレで話題の「ウイリーズ・ワインバー」で食事を楽しみます。    
    [ パリ、「オテル・ロワイヤル・リヴ・ゴーシュ」泊 ]
    マリー・アントワネット
    ●憧れのヴェルサイユ宮殿でマリー・アントワネットに思いを馳せる ●18世紀ブルジョアジーの邸宅が美術館に。往時の華麗な暮らしは見どころたっぷり
    3日目 11/21(月)
    朝9:00 ホテル集合。石澤と一緒に通訳を務める笹島美穂子さんと合流し、メトロでフランス国家家具部門「モビリエ・ナショナル」へ。箱物家具、椅子張り、タペストリーの各工房長と挨拶を交わした後、アトリエを訪れ、時代ごとに使われた材や組み構造の違い、王の家具職人たちが印した刻印など、ここでしか体験することのできないレクチャーを受けます。  国家公務員が集う食堂でランチを済ませた後、「18世紀、モビリエ・ナショナル黄金時代の家具」について写真を見ながら学びます。 16時に レクチャーを終えた後、ドロウのオークションハウスを見学。夜は、石澤季里の自宅でウエルカムパーティです。その後、ホテルに戻り就寝。 
    [ パリ、「オテル・ロワイヤル・リヴ・ゴーシュ」泊 ]
    マリー・アントワネット
    ●王宮などで用いられてきた8万点の家具を管理・修復するモビリエ・ナショナル ●アパルトマンを彩るのは石澤季里が出合ったアンティークの品々
    4日目 11/22(火)
    朝9:30 再び「モビリエ・ナショナル」へ。 午前中 アトリエでの実体験レクチャー。 午後 写真を見ながら、ナポレオンの妹、キャロリーヌがエリゼ宮で用いた家具について学びます。 レクチャー終了後 プティ・セナクルのパートナーであり、日本橋の高級骨董商に価するサンジェルマン・デ・プレのアンティーク協会「ル・カレ・リヴ・ゴーシュ」でアンティークの逸品で見る目を養います。  
    [ パリ、「オテル・ロワイヤル・リヴ・ゴーシュ」泊 ]
    マリー・アントワネット
    ●アンティーク・ショップとギャラリーが軒を連ねる、ル・カレ・リヴ・ゴーシュ
    5日目 11/23(水)
    朝9:30 「モビリエ・ナショナル」集合。最終日のレクチャーは国立タペストリー製作工房で、実際にミニチュア版タペストリー織り機を用いて製作方法を学んだ後、17世紀のタペストリーの修復風景を見ます。 ランチ後 工房長からディプロームを受け取ります。モビリエ・ナショナルを後にし、ブロンズ細工の「ルノット」社とリヨンの絹の「プレル」社、シルバーの「オディオ」とクリスタルの「サンルイ」のブティックを訪問します。  楽しかったパリ最終日のディナーは、新しく生まれ変わったパラスホテル「リッツ」のメインダイニング「エスパドン」です。    
    [ パリ、「オテル・ロワイヤル・リヴ・ゴーシュ」泊 ]
    マリー・アントワネット
    ●工房では巧みな職人の指先から壮麗なタピストリーが生み出されます ●創業以来、多くの王侯貴族・著名人が、その顧客として名を連ねてきた「リッツ」
    6日目 11/24(木)
    10時 パリ・モンパルナス駅発のTGVで、アンジェまで1時間。 その後 プライベートバスでレオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたクロ・ド・リュスの城主、ド・サンブリファミリーの18世紀の城、シャトー・ボーシェーヌを訪れます。このチャーミングな城に滞在しながら、インテリアや城主のおもてなしを堪能します。日本にも暮らしたことのあるシャトレーヌのマリーさんは、ポルトガル東インド会社のブルー&ホワイトの食器を用いる素敵なテーブルセッティングやロワール地方の食材で作るお手製料理が自慢です。 ランチの後は 代々引き継がれた城内を見学します。ディナー、宿泊もこちらのプライベートシャトーになります。    
    [ アンジェ、「シャトー・ボーシェーヌ」泊 ]
    マリー・アントワネット
    ●ロワールの美しい景観に佇むシャトー。エレガントなダイニングルームでディナーを楽しみます。
    7日目 11/25(金)
    朝食後  のんびりした後、シャトー・ボーシェーヌを出発し、カードル・ノワールと呼ばれる「黒騎士団」を育成する国立馬術学校のあるソーミュールのアンティークレースショップやカンデ・マルタンという「フランスの美しい村」のハンドメードソープのショップに寄りながらマダム・モード・フリゾン・ド・マルコのシャトー「レ・ゾートベル」へ。 着後 美味しい料理とアンティークを用いたテーブルセッティングのコツを学びながら一緒に秋のディナーの食卓をクリエーションします。 ディナーの後 翌朝のシャサクールに備え早目に休みます。    
    [ LA BREILLE LES PINS、「ドメンヌ・レ・ゾート・ベル」泊 ]
    マリー・アントワネット
    ●世界的に有名なシューズデザイナーのモード・フリゾン・ド・マルコさんのお城。アーティストらしいセンスが光ります。
    8日目 11/26(土)
    朝食後 歴代の王たちがこよなく愛した狩猟「シャサクール」を体験します。馬のひずめと鹿笛の響きわたる秋の森に、馬に乗った騎士たちが分入る様子は圧巻です。夕方までモードさんの解説を聞きながら狩猟を見たり、ピクニックを楽しんだり。途中、フランスの美しい村に指定されているカンデ・サン・マルタンなどを見学しながら狩猟の1日を体験します。 夕方 貸切バスでパリ・シャルル・ド・ゴール空港まで戻り、 23:25 AF274で帰国します。    
    [ 機内 泊 ]
    マリー・アントワネット
    ●中世の騎士さながらに狩猟犬を従えて森へとくりだします
    9日目 11/27/2016(日)
    翌日19:25 羽田空港着です。        


    旅を楽しむためのプレ・クラス

     

    Gourmet lecture〜グルメ・レクチャー/Preparatoire classe〜プレ・クラス

    【b】
    グルメレクチャー 美食の街パリの足跡 フランス料理誕生の秘密

    講師:大原千晴

    フランス料理を語るのに欠かせない街パリ。とはいえ、この町が食の都として知られるようになったのはいつの時代からなのでしょうか?そんな美食の街パリの成り立ちと誕生の秘話を食文化ヒストリアンの大原千晴先生が語ります。お話のあとは、宇都宮フレンチの名店「オトワレストラン」の二代目シェフ音羽氏がこの日のために作る独創的な現代フランス料理を満喫していただきます。

    受講対象  
    講座名 「美食の街パリの足跡 フランス料理誕生の秘密」
    講師 大原千晴
    日時 10/2(日) 11時〜14時
    【開場】:10時40分 【開演】:11時〜
    会場 「ときのもり シエル エ ソル」(白金台)
    東京都港区白金台5-17-10
    http://www.tokinomori-nara.jp/ciel-et-sol/
    受講料 13,000円
    (フランス料理フルコース代込み)

    大原千晴(おおはら ちはる)

    「英国骨董おおはら」店主。骨董銀器専門家。食文化ヒストリアン。早稲田大学法学部卒業。料理研究家の母・大原照子氏がイギリスに転居したのを機会に、日本と英国を行き来する生活が始まる。その過程で骨董銀器の魅力に開眼し、1991年「英国骨董おおはら」開業。著書に「食卓のアンティークシルバー」(文化出版局)、「アンティークシルバー物語」(主婦の友社)、「名画の食卓を読み解く」(大修館書店)。http://www.ohara999.com/
    大原千晴
    Preparatoire classe〜プレ・クラス

    【f】
    マリーアントワネットも愛した フレンチ・シノワズリーなテーブルセッティング

    講師:福田典子

    【定員:10名】東インド会社がもたらした漆(ジャパン)や陶器(チャイナ)のコレクターである母、マリア・テレジアの影響を受けて、自らもアジアブームにのったマリー・アントワネット。王妃はもちろん、当時の王侯貴族を熱狂させた「シノワズリー」とフランスの食器を素敵にコーディネートさせたテーブルで、講師と一緒にアフタヌーン・ティーを楽しみましょう。

    ※この回のDVDはご用意できません。

    受講対象  
    講座名 「マリーアントワネットも愛した フレンチ・シノワズリーなテーブルセッティング」
    講師 福田典子
    日時 10/12(水) 19時〜21時
    会場 福田先生ご自宅(下馬) 
    受講料 6,500円
    (お茶、お菓子付き)

    福田典子(ふくだ のりこ)

    おもてなしの文化的背景や新情報を中心に、美しい暮らし術を学ぶ<ドルチェヴィータ>主宰。食空間プロデューサーとして、新羅ホテル、サムスン迎賓館、フォーシーズンホテル、コンラッドなど国内外の一流ホテルや企業の迎賓館の食空間を始めとして、ウエディングのプロデュースなどおもてなしシーンを手がける。日本の工芸品にも造詣が深く、女性誌に連載中。日本文化を国内外にしらしめるJAPONisme誌も手掛けている。http://homepage2.nifty.com/dolcevitamin/
     
    Preparatoire classe〜プレ・クラス

    【d】
    フレンチ・エレガンス 真似してみたい、フランスのラグジュアリーホテルのインテリア術

    講師:福西弘美

    ヨーロッパのインテリア事情に詳しい講師が、今年6月にリニューアルオープンしたホテル・リッツ他、パリやフランスのリゾート地のラグジュアリーホテルのインテリアについてお話します。自宅のインテリアが一変する上級コーディネート術を学びましょう。

    受講対象  
    講座名 「フレンチ・エレガンス 真似してみたい、フランスのラグジュアリーホテルのインテリア術」
    講師 福西弘美
    日時 11/3(木) 13時〜15時
    会場 経堂教室 教室アクセス
    受講料 6,000円
    (お茶、お菓子付き)

    福西弘美(ふくにし ひろみ)

    パリのクリスティーズにてフランス美術史を学んだ後、2000年に「メゾンダール」を設立、アンティーク家具、インテリアオブジェの輸入販売を行う。2004年からベルギーに居を移し、LEUVEN市 KL DECORのインターナショナルセールス担当。現在はヨーロッパ、日本の間を往復しながらライフスタイルショップ「ユーロライフスタイル」のショップオーナーとして活動を続ける。 http://www.eurolifestyle.net/
    福西弘美
    Preparatoire classe〜プレ・クラス

    【e】
    イタリアのプリンセスがフランスにもたらした、メディチ家のお洒落なマナー

    講師:中川真貴

    16世紀から17世紀のフランスは、まだまだ粗野なイメージの抜けきらない小国でした。メディチ家からフランスに嫁いだカトリーヌとマリー。この二人のプリンセスがフランス王室にもたらしたマナーによって、国のイメージが高く昇華したことはよく知られています。文化、芸術、政治的背景に王室の裏話も交えながら、フランスがエレガントな文化大国と生まれ変わる様をお話しします。

    受講対象  
    講座名 「イタリアのプリンセスがフランスにもたらした、メディチ家のお洒落なマナー」
    講師 中川真貴
    日時 11/9(水) 19時〜21時
    会場 経堂教室 教室アクセス
    受講料 6,000円
    (お茶、お菓子付き)

    中川真貴(なかがわ まき)

    同志社大学卒、米国ミシガン大学、フィラデルフィア芸術学院卒。フィレンツェ、パラッツオ スピネッリ芸術学院にて西洋骨董研究科卒。オーストラリア大使館勤務などを経て、1993年からフィレンツェ在住。美術史や西洋骨董の研究、また通訳、コーディネーターとしてもイタリアだけでなく、各国で幅広く活動している。
    中川真貴
    Preparatoire classe〜プレ・クラス

    【a】
    ART DE VIVRE ヴェルサイユ宮殿にみるマリー・アントワネットテイスト

    講師:石澤季里

    ロココから新古典主義に生きた王妃マリー・アントワネット。ヴェルサイユ宮殿の王妃の城造りを追いながら文様や調度品まで、上品で洗練されたマリー・アントネットテイストを徹底研究します。

    受講対象  
    講座名 「ART DE VIVRE ヴェルサイユ宮殿にみるマリー・アントワネットテイスト」
    講師 石澤季里
    日時 9/24(土) →12/3(土) 15時半〜17時半
    会場 経堂教室 教室アクセス
    受講料 6,000円
    (お茶、お菓子付き)

    石澤季里(いしざわ きり)

    5年に渡るパリ暮らしの間、フレンチ・アンティークの専門学校に通い帰国。2000年1月より、アンティークからフランス文化まで多岐にわたる講座を開催するカルチャー・サロン「プティ・セナクル」を主宰している。著書に「パリ 魅惑のアンティーク」(CCCメディアハウス)他。https://www.antiqueeducation.com/
    石澤季里
    Preparatoire classe〜プレ・クラス

    【c】
    英国・ジョージアンスタイルの城に見る、フレンチ・テイスト

    講師:木本玲子

    18世紀の英国・ジョージアンスタイルには、ヴェルサイユ宮殿で用いられたフレンチ・ロココスタイル、ネオ・クラシシズムスタイルの装飾が大変多く見受けられます。イギリス観光の際に見学可能な城を例に取りながら、イギリスとフランス文化の融合から生まれた装飾スタイルについて詳しくお話します。

    受講対象  
    講座名 「英国・ジョージアンスタイルの城に見る、フレンチ・テイスト」
    講師 木本玲子
    日時 10/19(水) → 1/18/2017(水) 19時〜21時
    会場 経堂教室 教室アクセス
    受講料 6,000円
    (お茶、お菓子付き)

    木本玲子(きもと れいこ)

    明治学院卒業後、ロンドンのインチボード・スクール・オブ・デザインにてインテリア史を学ぶ。帰国後アンティーク家具店に勤務し、主に販売を担当。2000年、成城にアンティーク雑貨店「attic(アティック)」をオープン。買い付け、販売のエキスパート。http://www.facebook.com/attic.antiques.seijo
    木本玲子

    マダム・ジジからの手紙 モード・フリゾンのお城 石澤季里ブログバナー

    アルビオンアート
    lecoledesartistes
    これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝
    2012年6月8日発売
    「これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝」(メディアパル) 監修:プティ・セナクル/蜷川浩史・石澤季里・大原千晴・木本玲子・中島正晴、文:植田裕子/石澤季里