• 旅カルチャーコース〜過去に実施された旅

    2012年「マリー・アントワネットの衣・食・住」

    旅カルチャーコースは、旅して学ぶ講座です。 マリー アントワネット
    2012/9/17〜9/24

    マリー・アントワネットの衣・食・住 6泊8日

    プレ・クラス:計5回
    主催:プティ・セナクル
    写真は参考イメージです。

    今年は池田理代子さんの有名な漫画「ヴェルサイユの薔薇」が出版されて40周年なのだそうです。2012年7月から1年以上かけて日本全国を巡回する「マリー・アントワネット物語展」を記念して、彼女がフランスにもたらしたアール・ヴィーヴル(生きた芸術)の鍵を体験します。リヨンで美しいシルクのドレスを見たり、公爵夫人のプライベートシャトー「レ・ゾーベール」でインテリアを学びます。また、ブルターニュでは星つきシェフの料理教室に入門。今回も美しい手工芸品と美味しいものに溢れた旅をお約束します。 プティ・セナクル代表 石澤季里

    定員:6名

    旅の日程

    1日目 9/17(月)
    11:10 成田発エールフランス航空AF271 便にて出発。16:45 パリ、シャルル・ド・ゴール空港着。 19:00 パリ発AF7648便、 20:10 リヨン着。タクシーにてホテルにチェック・イン。ホテルにて今回の旅のお伴、笹島美穂子さんとお顔合わせの後、解散。
    [ リヨン、「フェニクス・オテル」泊 ]
    リヨン シルク
    リヨンのシルク
    2日目 9/18(火)
    8:30 各自朝食を済ませチェック・アウト、荷物をホテルに預けてから市内観光。ホテルは旧市街なので歩いて付近を散策します。 10:00 リヨンのシルクミュージアムを訪問します。その後、ウエディングドレスのデザイナーやシルクショップが店を構える目抜き通 りを散歩します。11:30 リヨンの絹問屋「ル・プレール」を訪問し、18 世紀のオリジナルとリメイクの布を見学。リヨンでも最も古い王室御用達の布メー カーで、マリー・アントワネットの私室はすべてここの布でまとめられています。今回の「マリー・アントワネット物語展」の公式パートナ ーでもあり、彼女のドレスの生地を作っていました。またソフィア・コッポラの映画「マリー・アントワネット」の制作チームにも参加した そうです。こちらで説明を受けながら軽いランチを済ませ、リヨン駅へ。14:30 リヨン発TGVにてロワール地方へ。18:22 アンジェ着。バスで伯爵夫人、マダム・ジジのレ・ゾーベール城へ。晩夏の時期は、鹿などの動物が安心して城のそばまでやってきます。動物を身近に見られる、そんなチャンスにも恵まれる森の散策の後、スーペを楽しみます。    
    [ 「レ・ゾーベール」泊 ]
    ロワール 古城
    レ・ゾーベール城/野生の鹿/スーぺ(イメージ)
    3日目 9/19(水)

    午前 ゆっくり朝食後、18 世紀のお城の修復プロデュースを自ら行ったジジさんから「室内を素敵に飾る方法」についてのレクチャーを受けます。その後、彼女がデコレーションした城を皆さんで見学します。13:00 バスにてジジさんの親友でもあるシューズデザイナーで、イタリア貴族の奥様、モード・フリゾンさんのお城に。天気がよければテラス、悪ければ室内でランチを楽しみ、食後、のんびり過ごします。16:30 バスにてレ・ゾーベール城へ帰る途中に、ジジお勧めの地元のレースやアンティークショップに立ち寄ります。 20:30 レ・ゾーベールにてディナー。
    [ 「レ・ゾーベール」泊 ]
    ロワール 古城
    上:レ・ゾーベールのインテリア/マダム・ジジ/ディナー(イメージ) 下:モードさんのお城と庭/ランチ(イメージ)/モードさん

    4日目 9/20(木) 
    9:30 朝食後、レ・ゾーベール城を出発。バスにてブルターニュ地方、コート・ダルモールへ。この地方は、ブルターニュのなかでも海 と最も密接な関係にあった場所で、石澤季里がフランスに渡った際に最初に住んだ土地でもあります。わたしの保護者で、元ブルター ニュ政府観光局の局長だったカミーユ・ヴァリエール氏のガイドで、土地の人だから知る素敵な観光スポット巡りに出かけます。 夕方 カミーユさんに別れを告げ、中世の町、ディナンへ。夕食後、歩いて町を散策。
    [ ディナン、「ホテル・アルヴォー」泊 ]
    ブルターニュ
    5日目 9/21(金)
    午前 レトロな周遊船でランスの入り江を1時間程周遊した後、モン・サン・ミッシェルを望むエメラルド海岸、カンカルまでバスで。 午後 18 世紀、ヴェルサイユ宮殿では、ブルターニュの魚介類を供していました。貿易港でもあったブルターニュでは、海外から入って来た貴重な香辛料もたくさんあったそうです。香辛料の魔術師として知られる星つきシェフ、オリヴィエ・ロランジェさんの料理教室に入門し、最後に作ったコース料理をいただきます。宿泊も彼の4 つ星ホテルです。
    [ カンカル、「シャトー・リシュー」泊 ]
    ブルターニュ モンサンミッシェル
    モン・サン・ミッシェル/香辛料・お料理(イメージ)
    6日目 9/22(土)
    午前中 サン・マロの駅に荷物を置いて、昼までサン・マロ見物。12:10 美穂子さんとお別れし、TGVにてサン・マロからレンヌを経由してパリへ。15:20 パリ着。タクシーにてホテルへ。到着後自由時間。18:00 パリで、最も高級なアートとアンティークの祭典、26 回ビエンナーレのノクチューンを訪れます。ふかふかの絨毯を踏みしめながら、ゴージャスなオブジェに心奪われるひと時。今回のトータルコーディネートは、シャネルのデザイナーでもあるカール・ラガーフェルドです。彼が歴史的記念物、グラン・パレをどのように飾り付けているのかが見物です。ビエンナーレではカルティエ等、有名宝飾店や時計ブランドの新作も発表されます。 ファイナル・ディナーもグラン・パレ内の星つきレストランで楽しみます。宿泊は、日常を遮断する、高い石の塀に隠されたパリ市内唯一のシャトー・ホテル「サン・ジェームス・パリ」でゴージャスな夜を満喫ください。ホテル内にはロンドンの由緒ある英国式クラブ「サン・ジェームス」があり、他のホテルとは異なるサロン的な空気が流れています。
    [ パリ、「サン・ジェームス・パリ」泊 ]
    グラン パレ
    グラン・パレ/サン・ジェームス・パリ
    7日目 9/23(日)
    午前 小鳥のさえずりが目覚まし代わりです。フリー。午後 ゆっくりホテルを出発し、ランチを済ませて貸し切りバスにてプティ・トリアノンへ。彼女の愛した陶磁器や羊飼いルックで遊んだアモーを見学します。その後、時間があればヴェルサイユの町を散策。18:00 バスでシャルル・ド・ゴール空港へ。23:35 パリ発エールフランス空港AF278 便で帰路につきます。

    プティ・トリアノン
    8日目 9/24(月)
    18:00 日本、成田着。

    旅を楽しむためのプレ・クラス

    Préparatoire classe〜プレ・クラス

    #1 ART VIVRE マリー・アントワネット流 お洒落なライフスタイル

    講師:石澤季里

    フランスの日常生活に根付く「生きた芸術;アート・ヴィーヴル」は18世紀のヴェルサイユで生まれたといいます。インテリアからお洒落まで、当時ヨーロッパの宮廷の女性の憧れだった、洗練されたマリー・アントワネット流ライフスタイルについてお話します。

    受講対象
    日時 5/21(月) 19時〜21時  
    会場 経堂校教室アクセス
      単発の受講料:4,000円 or チケット1枚
    お茶、お菓子付き

    石澤季里(いしざわ きり)

    フランスの食や地方文化にも通じているフレンチ・アンティーク研究家。プティ・セナクル代表。2000年1月、カルチャースクール「アンティーク・エデュケーション」を開校。現在は、カルチャーサロン「プティ・セナクル」と改名し、「旅して学ぶフランス貴族の暮らし」を軸に、マナーからヨーロッパの美術様式まで、より広く学べる場を提供している。著書に「パリ 魅惑のアンティーク」(阪急コミュニケーションズ)他。
    マリー・アントワネット物語展「マリー・アントワネット物語展」(2012年7月〜名古屋・横浜ほか開催)

    Préparatoire classe〜プレ・クラス

    #2 王妃の時計、ブレゲと18世紀のフランス時計

    講師:中島正晴

    ヴァンドーム広場の時計店「ブレゲ」は、18世紀、一部のお金持ちしか持つ事が許されなかった高価な時計を造っていました。王妃も愛したブレゲとフランスの時計の魅力についてお話します。

    受講対象
    日時 6/21(木) 19時〜20時半  
    会場 経堂校教室アクセス
      単発の受講料:4,000円 or チケット1枚
    お茶、お菓子付き

    中島正晴(なかじま まさはる)

    アンティークウォッチショップ「マサズ・パスタイム」代表取締役。スキューバダイビングインストラクターとして‘83年に渡米。ふとしたことからアンティークウォッチの魅力に目覚め修復に熱中。帰国後、コレクター垂涎のアンティークウォッチを販売する一方、300年前の古時計から近代のリストウォッチまで多種多様な時計の修復に従事する。
    中島正晴
    Préparatoire classe〜プレ・クラス

    #3 18世紀のフランス陶磁、華麗なるセーヴルとパリ窯

    講師:大平雅巳

    フランスを代表する磁器メーカー、セーヴル窯とパリ窯を対比させながら、ポンパドール夫人やマリー・アントワネットが愛した女性らしく華 やかな磁器のスタイルと歴史を探ります。

    *こちらの講座は会員でない方も受講が可能です。

    受講対象 会員でない方も受講可
    日時 7/21(土) 15時半〜17時  
    会場 経堂校教室アクセス
      単発の受講料:4,000円 or チケット1枚
    お茶、お菓子付き

    大平雅巳(おおひら まさみ)

    早稲田大学第一文学部美術史学専攻卒業。西洋陶磁史家。長年、美術専門の編集者として、陶磁器や考古学関係の書籍を編集するかたわら、現地調査を重ねるなどして、ヨーロッパ陶磁を専門に研究し、著作を発表している。2000年に日本で開催された「英国陶工の父 ジョサイア・ウェッジウッド」展の日本側監修者。著書に「Coffee or Tea マイセン」(共著、美術出版社)、「英国陶工の父 ジョサイア・ウェッジウッド」(共著、キュレイターズ)、「すぐわかるヨーロッパ陶磁の見かた」(東京美術)、「西洋陶磁入門」(岩波新書)がある。

    Préparatoire classe〜プレ・クラス

    #4 フランスの布

    講師:福西弘美

    ベルギー在住の講師が、リヨンの絹からオーベルカンフのコットン・プリントまで、インテリアやドレスに用いられフランスで発達した美しい布の変遷についてお話します。

    *こちらの講座は総合コースと合同授業となります。

    受講対象
    日時 8/1(水) 19時〜21時  
    会場 ジェオグラフィカ 3F ライブラリー教室アクセス
      単発の受講料:4,000円 or チケット1枚

    福西弘美(ふくにし ひろみ)

    有限会社メゾン・ダールオーナー。仕事でニューヨーク、パリで暮す間、ごく自然にアートを取り入れている欧米人の生活を刺激を受ける。オークションハウス運営のクリスティーズ・エデュケーションで家具を専門に美術史一般を学ぶ。現在ベルギーに暮し、日本に向けて西洋のインテリア文化を発信している。
    Préparatoire classe〜プレ・クラス

    #5 海の国、ブルターニュの食卓

    講師:笹島美穂子

    クレープ、シードル以外にも、塩漬けの豚肉で作るポテやリエット、また、牡蠣やオマール海老など、ブルターニュの日常の食卓には美味しい料理が並びます。モン・サンミッシェルからほど近いブルターニュ地方のコンカルに暮らす料理ジャーナリスト、笹島美穂子さんに、そんなブルターニュ食の魅力について教えていただきましょう。

    *こちらの講座は会員でない方も受講が可能です。

    受講対象 会員でない方も受講可
    日時 8/4(土) 10時半〜13時  
    会場 ブレッツカフェクレプリー銀座店
    http://www.le-bretagne.com/
    定員 12名
      単発の受講料:6,000円 or チケット1枚+2,000円
    ランチ付き

    笹島美穂子(ささじま みほこ)

    アメリカ、ボストン大学でオリエンタル・アートを学ぶ。卒業後、パリに留学した地、帰国。ルーヴル、オルセー、ヴェルサイユ、など、フランスの国立美術館を管理する半官半民の会社、RMNジャポンに勤務し、石澤季里の同僚となる。現在は、スイス人の夫と息子と風光明媚なブルターニュ、カンカルに住まい地元やフランス各地の食材についての取材、執筆活動を行っている。

    マダム・ジジからの手紙 モード・フリゾンのお城 石澤季里ブログバナー

    アルビオンアート
    lecoledesartistes
    これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝
    2012年6月8日発売
    「これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝」(メディアパル) 監修:プティ・セナクル/蜷川浩史・石澤季里・大原千晴・木本玲子・中島正晴、文:植田裕子/石澤季里