• 旅カルチャーコース〜過去に実施された旅

    2011年「マダム・ジジとシャネルに倣う、フレンチエレガンス」

    旅カルチャーコースは、旅して学ぶ講座です。 ドーヴィル グランカフェ レスパドン
    2011/7/29(金)〜8/5(金)

    マダム・ジジとシャネルに倣う、フレンチ・エレガンスへの第一歩 6泊8日

    プレ・クラス:計5回
    主催:プティ・セナクル
    写真は参考イメージです。

    フランスのアート・ヴィーヴル(生活に根づいた芸術)の基礎を築いたといわれる、18世紀のフランス貴族の生活を大切に守り貫くロワール貴族のジャンヌ・ド・ジュヌヴライ伯爵夫人こと、マダム・ジジ。また、オーヴェルニュ地方、ムーランのしがないお針子からお城暮らしを経験し、そこで会得した洗練されたマナーを糧に、世界で最も影響力のあるファッション・デザイナーに成長したシャネル。貴族のプロトコルに則した日常に触れ、シャネルゆかりの地を訪れながらフレンチ・エレガンスへの扉を開くプティ・セナクルの夏の修学旅行。旅の案内人は、フレンチ・アンティーク専門家でフランスの地方と食文化に詳しい、プティ・セナクル代表、石澤季里が務めます。

    旅の日程

    1日目 7/29(金)
    東京・成田発 11時55分発パリ17時15分着後、タクシーにてパリ市内のホテルへ。マイレージの関係などでJALがご希望であれば若干高くなりますが、16時40分着のフライトもあります。ご相談ください。)  ◎ 昼食付(機内)
    [ パリ宿泊 ]
    2日目 7/30(土)
    午前中:パレ・ロワイヤルの庭に面した歴史的アーケード内にある「ディディエ・ルドー」でヴィンテージのシャネルスーツやバックを探したり、本店でしか購入できないシャネル・エクスクルーシブラインの香水をテイスティング。ランチは、シャネルが定宿にしていたリッツ・パリの「レスパドン」にて。タクシーで荷物をピックアップしながら16時の急行電車にてオーヴェルニュ地方ムーランへ。18時25分ムーラン駅着後、自然公園のなかにある料理自慢のホテルへ。  ◎ 朝、昼、夜食付 
    [ ムーラン「ル・クロ・ド・ブルゴーニュ」泊 ]
    3日目 7/31(日)
    ゆったり朝食をとり、午前中、ファッション・デザイナー、クリスチャン・ラクロワが監修したオペラの衣装美術館訪問し、シャネルが歌手として歌っていた「グラン・カフェ」にてランチ。15時21分の特急でロワール地方トウール駅17時51分着。バスでド・ジュヌヴライ侯爵夫妻の城「レ・ゾーベール」へ。「レ・ゾーベール」到着後、ウエルカム・シャンパン、そしてディナー。  ◎ 朝、昼、夜食付
    [ レ・ゾーベール泊 ]
    グランカフェ
    レ・ゾーベール城とド・ジュヌブライ侯爵夫妻/グラン・カフェ
    4日目 8/1(月)
    午前中、バスでリシュリュー枢機卿によって作られた理想の村、リシュリューの朝市に出かけます。この地方の洞窟のある村のレストラン「カーヴ・ド・マルソン」でランチを済ませ、シャトーに戻って着替えてからド・ジュヌヴライ公爵夫妻が後援をするロワール地方の夏の一大イベント、ブルジュの野外オペラ「ラ・ボエーム」を観劇します。ディナーは、オペラ会場の庭の大きな木の下でシックなフルコースのピクニック・ディナーです。  ◎ 朝、昼、夜食付
    [ レ・ゾーベール泊 ]
    5日目 8/2(火)
    午前中、レ・ゾーベールでのんびり過ごします。ランチ後、バスでカトリーヌ・ド・メディチ他、女の城と称されるシャトー・シュノンソーへ。近くのカフェでディナーを済ませ、気球に乗って暮れなずむロワールの絶景を楽しみます。バスでシャトーまで戻ります。   ◎ 朝、昼、夜食付 
    [ レ・ゾーベル泊 ]
    シャトー・シュノンソー
    気球から見下ろすロワールの景色
    6日目 8/3(水)
    朝、バスでレ・ゾーベール出発、ノルマンディー地方へ。途中、競馬で有名なエグスメスに立寄りルノートルの庭のあるオー城を訪問。映画「男と女」の舞台で、シャネルが初めてのファッション・ブティックをオープンしたドゥーヴィルに。  ◎ 朝、昼、夜食付 
    [ ドゥーヴィル 「シャトー・レ・ブリュイエール」泊 ]
    7日目 8/4(木)
    朝、ドゥーヴィルを出発し、バスで印象派の絵に描かれた風景画有名なエトルタへ。海に臨む絶景が見事なドルミーハウスでランチ。象牙の輸入と工芸品で栄えたディエップの「象牙細工美術館」へ。そのままシャルル・ド・ゴール空港へ。19時25分発AF280(JAL共同便)のフライトで日本へ。   ◎ 朝、昼食、夜(機内)食付
    8日目 8/5(金)
    14時14分日本、成田着。

    旅を楽しむためのプレ・クラス

    Préparatoire classe〜プレ・クラス

    #1 グルメレクチャー パーティーの歴史 vol.18
    「世界屈指の高級ホテル『リッツ・パリ』天才料理人誕生のひみつ」

    講師:大原千晴

    19世紀後半、所領を離れてロンドンで過ごす英国貴族たちに、最高のサービスを提供するために出現したロンドンの高級ホテル。その代表「サヴォイ」の名声を作り上げたのが、サービス全般を担当したセザール・リッツと総料理長オーギュスト・エスコフィエです。その2人の凄腕コンビが世界万博に浮かれる花のパリに誕生させたホテル「リッツ・パリ」は、「リッツ前、リッツ後」と称され、高級ホテルの定義を根底から変えるものでした。現代フランス料理の父とも呼ばれるエスコフィエの料理と革命的なサービスのひみつを、食文化ヒストリアンの大原千晴氏の軽妙なトークとエスコフィエの孫弟子、故村上信夫シェフの伝統を受け継ぐ帝国ホテルの特別メニューとともにお楽しみ頂きます。

    リッツ・パリ、レスパドン
    リッツ・パリ「レスパドン」
    受講対象 会員でない方も受講可
    日時 5/29(日) 11時〜13時半  
    会場 帝国ホテル東京 「ラ ブラッスリー」
    東京都千代田区内幸町1-1-1
    http://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo
    定員 30名
      単発の受講料:10,000円 or チケット2枚+2,000円
    フランス料理フルコース代込み

    大原千晴(おおはら ちはる)

    英国骨董おおはら」店主。西洋アンティーク協会会長。料理研究家の母上がイギリスに転居したのを機会に、日本と英国を行き来する生活が始まる。その過程で英国骨董に開眼し、'91年「英国骨董おおはら」を開業。1年のうち3ヶ月はイギリスを中心に、ヨーロッパの美しい銀器を探す生活を続けている。著書に「食卓のアンティークシルバー」(文化出版局)、「アンティークシルバー物語」(主婦の友社)。また、主婦の友社「Bon Chic」、大修館書店「英語教育」等でも連載中。

    大原千晴

    Préparatoire classe〜プレ・クラス

    #2 銀幕のスターとパリファッション・ シャネルに見るパリ風エレガンス

    講師:萩原輝美

    創業100周年を経て、未だ勢い衰えぬ人気ブランド、シャネル。昨年日本でも上映され、大きく話題に取り上げられた映画なども参考に、シャネルが作ったパリ・スタイルとそのブランドの魅力に迫ります。

    ココ・シャネル
    受講対象
    日時 6/6(月) 19時〜20時半  
    定員 12名
    会場 経堂校教室アクセス
      単発の受講料:4,000円 or チケット1枚
    お茶、お菓子付き

    萩原輝美(はぎわら てるみ)

    ファッションディレクター。毎シーズン、ニューヨーク、ミラノ、パリ・プレタポルテ、パリ・オートクチュールコレクションを巡る。モード誌や新聞各紙にも記事・コラムを多数寄稿。セレクトショップ「デザインワークス」のレディースのディレクションも担当。「萩原輝美の美モード」

    萩原照美
    Préparatoire classe〜プレ・クラス

    #3 映画のなかのインテリア vol.8
    オードレー・トゥトゥ主演 映画「ココ・アヴァン・シャネル」

    講師:蜷川浩史

    若かりし頃のシャネルの生き様とベルエポック時代のインテリアを、時代背景とともに学びます。

    受講対象
    日時 6/27(月) → 7/7(木) 19時〜20時半  
    会場 経堂校教室アクセス
    定員 12名
      単発の受講料:4,000円 or チケット1枚
    お茶、お菓子付き

    蜷川浩史(にながわ ひろし)

    アンティーク家具輸入販売会社「オルタネイティブ」生産技術部長。イギリス、ノッティンガム・ベースフォードカレッジ、アンティーク家具修復科を卒業。在学時にアンティーク家具修復国家資格(Higher National Diploma)を取得。「GEOGRAPHICA」では、アンティーク家具の買い付けを担当し年間5〜6回イギリス各地を巡る。また各種イベントで講師を務める。

    蜷川浩史

    Préparatoire classe〜プレ・クラス

    #4 オペラ「ラ・ボエーム」の魅力

    講師:佐藤真理子

    オペラ界の3代悲劇としても有名なプッチーニ作の「ラ・ボエーム」。その聞きどころと役どころの楽しさを、オペラ通として有名な「ACT4」編集長の佐藤真理子さんにご自身の体験談を交えてお話を伺います。後日、是非、皆さんで「ACT4」協賛のオペラにも参加いたしましょう。

    受講対象 会員でない方も受講可
    日時 7/7(木) → 6/27(月) 19時〜20時半  
    会場 外苑前 「第一園芸本店」
    東京都港区北青山2-5-8 青山OM-SQUARE 1F
    http://www.daiichi-engei.jp/honten/access/
    【アクセス】
    東京メトロ銀座線「外苑前駅」 「4b 出口」直結
    ※オラクル青山センター1F   レクサス青山隣り
    定員 12名
      単発の受講料:4,000円 or チケット1枚
    お茶、お菓子付き

    佐藤真理子(さとう まりこ)

    早稲田大学卒。航空会社、出版社勤務を経て2000年に独立。世界中の音楽家との交流が深く、その取材力を活かし、ライフスタイル誌「ACT4」の編集長として世界を飛び回る。TOKYO FM、MUSICBIRDの「佐藤真理子のACT4」のパーソナリティー。

    Préparatoire classe〜プレ・クラス

    #5 映画で旅するフランス ノルマンディーの海

    講師:石澤季里

    「シェルブールの雨傘」「男と女」「海辺のポリーヌ」など、ノルマンディーの避暑地を舞台に描かれたロマンティックな映画をみながらその歴史と魅力について話します。

    ノルマンディー
    受講対象
    日時 7/21(木) 19時〜20時半  
    会場 経堂校教室アクセス
    定員 12名
      単発の受講料:4,000円 or チケット1枚
    お茶、お菓子付き

    石澤季里 (いしざわ きり)

    フランスの食や地方文化にも通じているフレンチ・アンティーク研究家。プティ・セナクル代表。2000年1月、カルチャースクール「アンティーク・エデュケーション」を開校。現在は、カルチャーサロン「プティ・セナクル」と改名し、「旅して学ぶフランス貴族の暮らし」を軸に、マナーからヨーロッパの美術様式まで、より広く学べる場を提供している。著書に「パリ 魅惑のアンティーク」(阪急コミュニケーションズ)他。


    マダム・ジジからの手紙 モード・フリゾンのお城 石澤季里ブログバナー

    アルビオンアート
    lecoledesartistes
    これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝
    2012年6月8日発売
    「これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝」(メディアパル) 監修:プティ・セナクル/蜷川浩史・石澤季里・大原千晴・木本玲子・中島正晴、文:植田裕子/石澤季里