過去のマエストロコース
2016年度
旅して習うフランス国家家具鑑定・修復技術
研修旅行 アンティーク鑑定 マエストロ育成

研修旅行 アンティーク鑑定 マエストロ育成
主催:プティ・セナクル
この旅は、「プティ・セナクル」が主催するアンティーク鑑定基礎コース、旅カルチャーコース修了者、もしくはそれと 同等の知識を持つことが認められる方向け海外研修旅行です。 ヴェルサイユ、ルーヴル、エリゼ宮などで用いられてきた7万点の国家家具、装飾品を管理、修復する文化省管轄下国家家具部門(モビリエ・ナショナル)のアトリエに5日間入門し、フランス・アンティークの逸品に実際触れながら年代測定や修復法を習得します。
今回は、18世紀黄金時代の家具やタペストリーを修復するモビリエ・ナショナルのアトリエでの研修以外にも、インテリア雑誌「I'm Home」で取材した、モビリエ・ナショナルを支えるフランスの伝統的インテリアパーツのアトリエを訪れます。 3万モデル以上のブロンズオーナメントを製造する工房、また、リヨンの絹のショールームやタッセルなど、手仕事の妙が生かされた工房を見学することはプロのインテリアデザイナーや建築家はもちろんのこと、アンティークコレクターや素敵にくらしたいと望む皆様にも必見です。同様に、ヴェルサイユの街にひっそ り佇むプティ邸宅で18世紀のインテリアを満喫する予定です。この季節ならではの狩猟を楽しみに、アールデコのインテリアが素晴らしい、ロワール地方のモード・フリゾンさんのご自宅に滞在するウイークエンド旅行も加えた7泊9日の旅となる予定です。
ツアー定員6名に対してフランスアンティークの知識をもつ日本人通訳が2名つきます。
プティ・セナクル代表 石澤季里
旅の日程
[ 各自 宿泊 ]

[ 各自 宿泊 ]
9:00 モビリエ・ナショナル集合
午前・午後 モビリエ・ナショナルの家具部門で用いられている木材、工具、ニス、など、現代家具との違いについて実演を交えながらお話します。マエストロの指導のもと、自らの作品をつくりはじめます。自らがマーケットリー、布張りをすることで家具装飾のしくみがより分かります。
[ 各自 宿泊 ]
●モビリエ・ナショナルのメートル、椅子張り部門のシェフがフィリップ・ベスナードさん(写真左)、
キャビネットメーカー部門のシェフがジル・ショウスさん(写真右)© Isabelle Bideau
[ 各自 宿泊 ]

[ 各自 宿泊 ]

[ 各自 宿泊 ]



[ 機内 泊 ]

- 料金には、朝食:3 回(内機内1食)、昼食:7 回、夕食:4 回(内機内1食)、パリからロワールの移動費、ロワール宿泊代、コンフェランス、美術館、モビリエ・ナショナルの研修費用、作品材料費、修了書、写真代、名刺代を含みます。
- 往復の航空券代、食事の一部、宿泊料金は含まれません。
- プレ・クラスの受講料は含まれません。
- 定員:6名。最低人数:4名に満たない場合はキャンセルとなります。詳しくはお問合せください。
- 上記日程は、2016年3月現在のものです。訪問先などの予定に若干の変更がでる場合があります。お申込みの際には最新の日程をご確認ください。
- 旅行代金のお支払い期限:【-/--】までに全額御支払いください。
- キャンセル料:出発日より30日前からキャンセル料が発生します。
- 滞在先には、citadinグループのアパルトマンや、お二人ならそれぞれ一部屋に宿泊できる近隣のレンタルロフトをお勧めします。
- レンタルロフト「Location d'appartement a Paris」
- アパートメントホテル「Citadines Republique Paris」
金額 480,000 円 前後の予定です。
プレ・クラス
フランス国家家具部門アトリエ入門 上級
【A】フランス語で学ぶアンティーク家具の修復
【この講座は9〜11月にも同じ内容で予定しています】
大切にしているアンティーク家具が、熱や水、衝撃によって、予期せず傷ついてしまうことは良くあります。経験豊富なフランス人の修復家が、初心者にも簡単に小型家具を修復する方法を教えます。最後の月は、愛用しているアンティークもしくは、一緒に訪れる骨董市で選んだ家具を、実際に自分たちで修復して蘇らせます。授業はフランス語で行うので、フランスでアンティークを購入する際にも役立つ、生きた語学を学ぶことができます。また、通訳を通して講師とコミュニケーションもとれるので、初心者にも心配は無用です。
この講座は、旅カルチャーコース/マエストロ、2016年11月に実施予定の海外研修旅行「アンティーク鑑定 マエストロ育成」のプレ・クラスです。旅カルチャーコースはこちら
単発での受講はできません。

受講対象 | ![]() |
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講座名 | 「フランス国家家具部門アトリエ入門 上級 【A】フランス語で学ぶアンティーク家具の修復」 | |
講師 | オリビエ・オルジュレ | |
日時 | 全6回 3/19の時間は後日決定、 他 各回19時〜21時 【1】3/19(土)※やまとプロムナード古民具骨董市巡り 【2】3/29(火) 【3】4/12(火) 【4】4/26(火) 【5】5/17(火) 【6】5/31(火) |
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会場 | 経堂教室 教室アクセス | |
受講料 | 45,000円 | |
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(テキスト、軍手、木材、工具などの備品を含む、ただし、骨董市で選ぶ小型家具は各自での買い物) (お茶、お菓子付き) *準備するもの:エプロン、筆記用具 |
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オリビエ・オルジュレ パリ生まれ。パリ郊外アート・エ・メチエ芸術・技術専門学校にて伝統的修復、装飾技法を習得。独自のアーティスティックな視点で数々の室内修復、装飾を手掛ける。(ホテル・リッツ、 ホテル・ジョルジュV、トゥソー病院、etc) 日本人の妻と娘の移転に伴い、2013年より東京に拠点を移し、店舗デザイン、リノベーションや家具、オブジェ修復、制作など活躍の場を広げている。 |
フランス国家家具部門アトリエ入門 上級
【B】インテリア・デコレーターのための必須フランス語講座
【この講座は9〜11月にも同じ内容で予定しています】
この講座は、旅カルチャーコース/マエストロ、2016年11月に実施予定の海外研修旅行「アンティーク鑑定 マエストロ育成」のプレ・クラスです。旅カルチャーコースはこちら
単発での受講はできません。

受講対象 | ![]() |
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講座名 | 「フランス国家家具部門アトリエ入門 上級 【B】インテリア・デコレーターのための必須フランス語講座 」 | |
講師 | オリビエ・オルジュレ | |
日時 | 全5回 各回 19時〜21時 【1】 4/5(火) 【2】4/19(火) 【3】5/10(火) 【4】5/24(火) 【5】6/7(火) |
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会場 | 経堂教室 教室アクセス | |
受講料 | 25,000円 | |
![]() |
(お茶、お菓子付き) | |
オリビエ・オルジュレ パリ生まれ。パリ郊外アート・エ・メチエ芸術・技術専門学校にて伝統的修復、装飾技法を習得。独自のアーティスティックな視点で数々の室内修復、装飾を手掛ける。(ホテル・リッツ、 ホテル・ジョルジュV、トゥソー病院、etc) 日本人の妻と娘の移転に伴い、2013年より東京に拠点を移し、店舗デザイン、リノベーションや家具、オブジェ修復、制作など活躍の場を広げている。 |

Mobilier national(モビリエ・ナショナル)
1607年、アンリ4世の時代にパリ13区に設立された国立タピスリー工房「メゾン・ゴブラン」。ここではルーヴル、ヴェルサイユ、エリゼといった王宮や大統領官邸で用いられてきた8万点の家具(ブロンズ彫刻、照明、置時計、タピストリー、カーテン、他を含む)を管理・修復するだけでなく、日本文化にも造詣が深かった文部大臣アンドレ・マルローの推進により、1964年よりARC(研究と創造のアトリエ)機関が設置され、新進デザイナーとの共同作業で新たな家具が作られてきました。そのなかには、ポンピドー首相が愛して止まなかったピエール・ポーランなどがいます。また、敷地内には、ゴブラン・ボーベ・サヴォニエといった国立タペストリー職人養成所もあります。また、ユネスコの無形文化遺産に登録されているアランソンやピュイのレースもまた、この国立家具部門の管理下にあります。

Le Carré Rive Gauche(ル・カレ・リヴ・ゴーシュ)
パリ7区、オルセー美術館裏手にLe Carré Rive Gauche(ル・カレ・リヴ・ゴーシュ、通称「カレ」)と呼ばれる一角があります。その昔、王妃マルゴの庭があったこの場所には、フランス革命までは多くの貴族やその取り巻きたち、それ以後は、画家アングレや作家バルザック、また、歌手、ゲンズブルグとジェーン・バーキン 、等、文化人が好んで暮らし、同じ教養と興味をもった人だけが立ち入りを許される「サロン」文化を築きあげてきました。 次第に薄れゆく、そんなパリ左岸の豪奢で文化的な雰囲気を色濃く残す「ル・カレ・リヴ・ゴーシュ」には、現在、120余りのアンティーク・ショップとギャラリーが軒を連ね、考古学的オブジェからアフリカのお面、シャンデリアからアール・デコの家具、中国骨董、現代アートまで、ありとあらゆる芸術作品を展示販売し、パリに集まるアンティークとアートコレクターの心を捕らえ続けています。